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フィッティングルームは新宿一本化

先週は会社が引っ越しでした。会社設立から2年半ちょっと経つのですが、引っ越しは4回目。もはや秋の恒例行事となっております。

夏に買い込んだレンタル用の在庫が置けなくなるんですね。1年目から、4倍、2.5倍と売上の伸びだけ見るとこの不景気の中、2年で10倍ってどんだけ景気のいい会社、と言う感じですが、当然、そのレンタル用の道具は買っているわけで、伸びれば伸びるほど、直近の利益率が下がって行くと言うとても不思議なビジネスモデルに翻弄されております。
レンタルの場合はメーカーから装備は提供されているんですか?などとのんきなご質問を頂くこともあるのですが、もちろんそんな好意的なメーカーはなく、全部買わせていただいております。

次は東浦和。
今日電車での初出勤でしたが、京浜東北線の一部の終点、南浦和から武蔵野線で一駅というなかなかな通勤時間になりました。来夏までしっかり読書に励めそうです。Kindleでも買おっかな。

と、いうわけで、上野→入谷と移ってきたフィッティングルームはなくなり、新宿に一本化となります。
上野、入谷と2年連続で来ていただき、「いやー。ここから夏が盛り上がって行くー」とおっしゃっていた
お客様もいらっしゃってホントに心苦しいのですが、千セットを越える道具を23区内に置くコストに
耐えきれなくなりました。すいません。

広くなって、より正確にピッキング、より精緻にメンテナンスできそうです。
これからオペレーションの流れを組んでいきますが、ぜひ今後とも宜しくお願い致します。

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フィールド&マウンテンというビジネス

フィールド&マウンテンを起業して、今日で丸2年が経ちました。

区切りでも何でもないんですが、起業前に大事だと思っていたことが
改めて大事だと思うと共に、もう少し精度を上げて大事さを書ける気がするので、
残しておきます。

1. 何を売るか、という視点が超重要


いま、「やまどうぐレンタル屋」をやっていますが、スタッフによく言うのが、
「装備を貸す」サービスではない、ということです。
やっているのは、「山に行くお客様の不安を解消する」サービス。
なので、当たり前ですが、電話で聞いてオーバースペックなものだったら
レンタルする商品をランクダウンしてもらいますし、
持っているものとかぶりがあればレンタルしません。
安かろう悪かろうのものは不安を倍増させるから貸すわけもないし、
ということ。

アウトドアフィールドに出る時の不安を解消するのに装備の割合が
大きいため、装備のレンタルをしている、という位置づけです。

2.誰が顧客かという視点も超重要

弊社の顧客は、「登山未体験の、山に行ってみたい層」や「超はじめて層」であり、
山に毎月、もしくは毎週行っているような人たちではありません。

ニッチなレジャー産業は釣りもスキーもスノボもゴルフも、業界のターゲットセグメントは、
頻度の高いいわゆる「マニア層」です。

なぜかというと、そういう人達のほうが発言力が大きいし、業界との接点も多いため、
そういう人たちがメインの顧客だと勘違いしやすいのです。

逆に超初心者層の意見はなかなか取れません。
しかも客単価が小さいので無視できそうに見える。だけどこのセグメントは圧倒的に
数が多いので、無視しちゃいけないんですよね、業界として。

そこを掘り起こそうとしているので、業界の慣習みたいなものとぶつかることはよくあります。
それは、ただだれが顧客か、っていう視点の差なんだと思って、
常に顧客の方をまっすぐ向いているように心がけています。

3.どういうビジネスなのか、はその次くらいに重要

「やまどうぐレンタル屋」も「山歩みち」もレンタルビジネス、フリーペーパービジネス、とは
我々見てはいません。
両方共メディアを作っていると思っています。

例えばレンタル。
レンタルの利用者数はすでにかなりの人数になっています。
このサービスをただのレンタルビジネスと見たら、小売は競合になるでしょう。メーカーも長い目で見たら、
競合になってしまうかもしれません。
だけど、「アウトドアに興味がある人を集めたメディア」と見たらどうでしょう?

レンタルした人の8割がアウトドアアクティビティの継続意向を示しています。

全員、装備を持っていません。レンタルしたのですから。

そうすると、見え方が全く変わって、小売・メーカーのためのターゲティングされたメディアに見えて来ませんか?

私は、こう考えています。
雑誌やTV、新聞といったマス媒体がずっとメディアだったけれど、インターネットが出てきて、
ターゲティング媒体が可能になった。これはすごいイノベーション。メディアが顧客を選別できるように
なって、マスメディアの効率の悪さを一気に解消した。

それをインターネットからリアルの世界に逆輸入するとどうなるのか、リアル世界でターゲティングメディアが
できれば。少数のマニア層を集めることは簡単だけど、リアル世界でマスと言える量のターゲティング媒体
が可能なのかどうなのか。

レンタル、という仕組みを利用することで、これが可能な道が開けたのだと思っています。
メーカーさんや小売さんに「山歩みち」の広告を買ってもらったりしているのですが、
現時点ではマス媒体と並べて比較して買ってもらっているのでその価格に合わせています。
これを説明してもいままでなかったものなのでなかなか御理解いただけないですし。
ただ、このままでは激安すぎるとも思っています。
あまり良い例えではありませんが、大海で釣りをしているのといけすに網を入れているのと、位の
大きな差があると思っています。


この3つぐらいかな。いまビジネス上、とっても大事だと思っているのは。
結構当たり前のことなんですが、改めて大事だと思ったので書いてみました。
この3つが「ナーンだ、全部同じ事言ってるじゃん」って思った人は、正解、です。


所有しない、という流れ

ご存知かもしれませんが、弊社では新品販売サービスを行っています。

登山専門 やまっ子

そして、その在庫リスクを消す形で、レンタルサービスを行っています。

やまどうぐレンタル屋

そして、その廃棄コストを消す形で、中古販売サービスを行っています。

やまどうぐリサイクル

今回、このエントリで書こうとしているのは、うちの事業の全体像ではありません。
なぜ、今、レンタル、リサイクルか、と言う点です。

結論を先に言うと、「所有すること」の価値が低下しちゃって、機能だけもてばモノを持たなくてもよくなったんじゃないか、ということです。

モノを持つ、ということは優越感を味わえる行為でした。
その対価が機能に比べて高くても、使用回数が少ないことが予想されるようなものでも、所持する、ことが
重要だったのです。車の使用頻度や初期コスト考えるとレンタルの方が安くても所有すれば、モテる、という
時代、というのはそういうことです。

車が売れなくなったのは、税金がどうこうとか、所有コストがどうこうとか言っている人もいますが、
そもそもコスト的には最初からレンタカーの方がいいのは分かっているわけで、コストの問題じゃない。
モノがあふれかえっていて、持っていることの優越度がなくなっただけだと思うんですね。
ファッションじゃなくなったというか、トレンドじゃなくなったというか。

私は、よくレンタルやリサイクル(中古)の説明をする時に、モノのゆりかごから墓場まで、と言う話をします。
つまり、社会にモノよりもヒトの方が多かった時代には、モノのゆりかごから墓場までを1人の人が所有して、
使わないものでも他に譲らなかった。それは、モノが不足していて、所有することが重要だったから。
今は、社会にヒトよりもモノが溢れかえっているので、ゆりかごから墓場までを社会全体で担保して、
ヒトは分割して所有するようになった。その期間を決めたのものがレンタル、無期限にしたものがリサイクル(中古)。

そう考えると。
レンタルやリサイクルの流れは、ツタヤが起こしたCDやDVDのレンタルやブックオフが起こした本のリサイクル(中古)にとどまらないと思うんですね。これから、いろんなところで出てくる業態だと思っています。

その中で、、、やってみて分かったのは、馬鹿にならないのがロジスティクスのコスト。配送コストですね。
特に、レンタルの場合は往復させるので馬鹿になりません。
中古も買い取りを含めると往復のようなもの。

日本の配送は素晴らしいです。特にヤマト。
佐川と二分しているとか言われますが、ヤマトのクオリティは世界中にマネできるところはないんじゃないでしょうか。
佐川は、元気だけ良くて、「明日見積もり持ってきます」と言われて1年半。
しびれを切らせて3ヶ月前に見積もり依頼しましたが、「来週持ってきます」と言われて3ヶ月。
もう何にも期待していません。。。

ヤマトは開業以来ずっとお世話になっていますが、富士山でのレンタル、つまり、配送遅れが出たら無価値
になってしまううちのような業態が成り立っているのもヤマトのおかげだと思っているんですね。
ロジスティクスの素晴らしさはずば抜けています。2時間おきの指定もほぼ守られている。

ところが、ヤマトは他に比べて大きなディスアドバンテージがあるんです。
それは、「往路は安くできるけど、復路は安くできない」ということ。これはレンタルには致命的です。
(あとから聞くと、復路も安くできるシステムがあるそうですが。。。とにかく、最初はこう言われます)
佐川も西濃も往復便があって、往路も復路も契約料でいけます。それがヤマトでは出来ない。

レンタルや中古の動きがあったとしても、最初は零細がうごめき始めるという業態になります。
一気に大手ががっつり入ることにはならないでしょう。
そして、そういう業態が成り立つかどうかは初期のキャッシュフローが重要。
そういう意味で、ヤマトはイノベーティブな新業態の根幹を担っているということ、
そこに広がるマーケットを意識して、win-winな関係を築いてもらいたいものです。
単価安くても、そこには相当広いマーケットがありますし、単価上げれば、雨後のタケノコのように出てきつつ
ある、この流れを断ち切ることになるでしょう。

大風呂敷広げて見ましたが、結論としては、うちの契約料の復路分安くして、ヤマトさん、ってだけのエントリでした(w。
プロフィール

山田 淳

チョモランマの頂上でThinkPad

Author:山田 淳(やまだ・あつし)
株式会社フィールド&マウンテン代表取締役
「登山人口の増加」「安全登山の推進」がミッション。 登山道具の宅配レンタル 「やまどうぐレンタル屋」 新品・中古品販売 やまっ子

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