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本が出ます?

年末年始は、今までのことを書いていました。

本になるかどうかは別として、いつか書かなきゃなーとは思ってたんですね。だって、記憶がどんどん薄れていくし、
アウトプットとして残しておくに越したことはないし。
本っていう形でもネットでつらつら書いていくような形でもいいんですが、
やっぱプロの編集者に見てもらえるってのは、自分が出すアウトプットのクオリティが上がるわけで、
その方がありがたいとも思ってました。

で、運良く情熱大陸のあとに編集者からオファーを頂いて。

でも結構大変なんですね、本を書くってこと。
普段雑誌の数千字は書くことがよくあるのですが、本となると何万字書けばいいんだかもよくわかりませんでした。
なので、あんまり分量気にせず、書きたいこと書ききって送っちゃいました。全部で10万字弱だったかな。
私のこれまでの受験のこと、山のこと、コンサルの時のこと、起業のこと、これから山の世界でやりたいことなんかをとりあえず文字にしました。

で、編集者サマからの返信。
「拝読しました。ご自身の素直な気持ち、考えがコンパクトにまとまっていて好感が持てました。全体的な流れは
これで良いと思います。」

ほっ。

なんとかオッケイみたいです。

あとは数カ所加筆しなきゃならないのと、推敲して表記ゆれ等なんとかせねばなりませんが、
なんとか本になるみたいですね。
(10万字”も”書いたぜ!って思ってたので、これでもコンパクトかー、と思ったのも正直なところw)

出たら、またお知らせしまする~。

それにしても、本出している人すごいな。ホント、大変な作業なんですね。
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山の遭難―あなたの山登りは大丈夫か

今月発売の「山の遭難-あなたの山登りは大丈夫か」を読みました。
トムラウシのツアー登山での事故、大日岳の文部省登山研究所の事故、正月に槍ヶ岳でまだ食糧を残しながら救助要請した件など、ふんだんに実例が挙げられていて、起こったことは知っていてもその後を知らないものがいくつかあったので、いい情報源となりました。

山の遭難―あなたの山登りは大丈夫か (平凡社新書)
4582855067


6章構成で、1章「山の遭難小史」は、よくある昔からの遭難の歴史、2章の「統計が語る現代の遭難事情」では警察が発表している統計の分析、3章「救助活動の現場から」4章「遭難事故のリアリティ」5章「なぜ増える安易な救助要請」がこの本のメインで、事故・救助要請の実例の紹介、6章「ツアー登山とガイド登山」では昨夏のトムラウシの事故から問題視されているツアー登山の問題点を挙げています。

特に実例を多数挙げているところはこれまで遭難をメインに扱ってきている作者ならではで、それぞれの登山者が自分のスタンスを固めるために実例を良く知っておくためには良くまとめられた本だと思いました。

安易な救助要請の実例では、思わず苦笑してしまうような救助要請の内容が列挙されており、でもこれが現実なんだろうなあ、と。タクシー代わりに救急車を呼んだり、コンビニ受診と呼ばれる大したことがないのに医療機関に行くといった日本の医療体制が抱える問題と同じです。山の世界で自己責任、自己責任と言われていますが、そもそも山の世界は全体の縮図でしかないのではないか、と思いました。

一方で、統計の分析、事故の分析等は切れ味がもう一つでした。統計の分析は、事故の統計はあっても登山者全体像を表す統計データがないので、分母がないまま分子だけの議論となっていて、結局、中高年の方が事故を起こす確立が高いのか低いのか分からないなど、分析というよりはただの統計の紹介でした。

事故の分析は「自立した登山者を育てなければならない」「山は危険なところであると認識しなければならない」という今まで通りのありきたりな主張に終始しており、そのために何をしなければならないかということが語られていないのが残念でした。

もう一点気になったのは、昔ながらの山ヤ感覚がそのままであること。「登山者全員が計画から実行まで行える自立した登山者でなければならない」というのは、理想論としては非常に共感できるのですが、現実的にはツアー登山がメインとなりつつあるわけで、リスクマネジメントと登山の主体者は分けて考えざるを得ないようになってきていると思います。

事故の実例が多く掲載されているので、情報源として読んでおくにはいい本だと思いました。
その上で、自分自身のスタンスを再確認する、もしくはお客様と議論する題材とする、という使い方でしょうね。
         
プロフィール

山田 淳

チョモランマの頂上でThinkPad

Author:山田 淳(やまだ・あつし)
株式会社フィールド&マウンテン代表取締役
「登山人口の増加」「安全登山の推進」がミッション。 登山道具の宅配レンタル 「やまどうぐレンタル屋」 新品・中古品販売 やまっ子

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