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弾丸登山を自粛するならご来光登山ごと自粛しないと筋が通らない

今日広島で富士登山説明会を行ってきて、ようやくシーズン前の説明会行脚が終わりました。今年は、福岡、高松、広島、千葉、大船、横浜、渋谷などでさせていただきました。

この説明会、私の交通費含めて無料でさせていただいていますので、もし旅行会社や会社での登山などでご要望があれば、お知らせください。今年はもうシーズンに入ってしまいますが、毎年、結構早くに私のスケジュールが埋まってしまい、お断りする旅行会社も何社かあります。

こういう事前の説明会って事故を防ぐ上でとても大事だと思っています。やまどうぐレンタル屋の話をしないので旅行会社の人には驚かれますが、そもそもレンタル斡旋したくてやっているのではなくて、安全登山の推進、っていう会社のミッションに従ってるだけなので、レンタルどころか、登山道具を買うときのポイントとか話します。ぜひ、お声がけを。


ところで。
今年も、弾丸登山の自粛の要請があったようです。

富士山「弾丸登山の自粛を」 山梨・静岡県が呼びかけ


そもそも、身の丈にあった登山をしましょう、という点でなんら反論の余地がないことなんですが、弾丸という言葉が一人歩きして、誤爆しているような気がしてなりません。

本来の趣旨は、「夕方に五合目に着いて」「夜中歩き通して」「ご来光を頂上で見る」というやり方をすることのリスクを理解していない「初心者」はよろしくない、という話で、夕方東京発で山小屋使わないから安い、というだけのツアーは自粛するべきだし、夕方に新宿でて、五合目に夜に着く、というような、まさにそういうインフラがあるからそういう登山をしてしまう、というダイヤで動くバスは止めるべきだと思います。

しかし、私のところに寄せられる質問の中には、早朝五合目を出て、登頂して、夕方には下りてくる、という、非常に健全な登山形態を「弾丸」だと勘違いして自粛しようとしている方とかがいて、誤爆もいいところだと思う訳です。

本当に夜中に歩くことが危険だから、という理由ならば、頂上でのご来光のために22時とかに小屋から出て行く人たちも自粛しなければならないんじゃないの?と思いますし、小屋に泊まると体が休まるから安全、という話ならば、体力の個人差がありすぎて、一概に言えない、という話になります。高山病予防の観点だけならば高所に滞在する時間は短い方がよいわけで、うーむ、という感じです。そもそも何を禁じようとしているのでしょうか。

こうして見ていくと、この要請の大元に旅館組合が絡んでるわけで、「小屋に泊まってお金落とす人がお客様で、それ以外はフリーライダーだ」というようなうがった観点もあるんじゃないかと思ってしまいます。

山自体で経済が回るべき、と思っている私でもこういう見方は賛同しかねます。そもそも小屋同士が自由競争で切磋琢磨して泊まるだけのメリットを提供できてこそ、だと思うのですが、現状、あのクオリティの小屋で、小屋に泊まるのありきだ、って言われると、まずクオリティ上げようぜ、って言う話に当然なる訳で。この話抜きにしても、2020年に向けて抜本的に小屋改造しないと、今の小屋の延長線上にあるべき姿はないとは思いますが。

話は戻りますが、金曜夜に飲み会で富士山のぼろう、みたいな話になって、そっから夜中登り続けてご来光見る、みたいな形態の登山を禁止するのは大賛成です。が、何が何でも小屋に泊まるのが安全、みたいな間違った情報になってしまっているのはどうにかした方がいいと思います。

そもそも、何かを禁止するよりも、ベターなものを提示して動きを作る方がよいと思います。頂上でのご来光登山あきらめて、麓のホテルで1泊して、早朝歩き始めて頂上を日中に往復、っていうツアー、どっかやらないですかね。そもそも、そういう発想がないですかね。そんなことやると、小屋から睨まれるからできないですかね。

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プロフィール

山田 淳

チョモランマの頂上でThinkPad

Author:山田 淳(やまだ・あつし)
株式会社フィールド&マウンテン代表取締役
「登山人口の増加」「安全登山の推進」がミッション。 登山道具の宅配レンタル 「やまどうぐレンタル屋」 新品・中古品販売 やまっ子

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